どのか部活チャンネルです。この動画では「ヤバいくらいいい会社」の特徴をピックアップしました。まず、ちょっと前置きです。この動画は前回同様、藤野英人さんが書かれた『投資レジェンドが教えるやばい会社』という本の内容を元に作成しています。前回の「やばい会社」を紹介する動画を見ていない方は、概要欄にリンクを貼っておくので見ておいてください。
この本には「やばい会社」の特徴がたくさん書かれていますが、内部にスパイでも送り込まない限り知り得ない情報が絡んでくる特徴もあります。この動画ではスパイを送り込まなくても判別できるような特徴をピックアップしました。
まず1つ目は、ウェブサイトに社員や役員がうつっていることです。ウェブサイトは見た人がワクワクするように作ることが重要だと藤野さんは言っています。こういった細かい配慮が企業の業績にも表れるという話です。実際に、ワクワクさせるようなウェブサイトはどういうものかというと、デザインや特に写真があるかどうかで見た人の印象が大きく変わります。伸びている会社は社員の生き生きとした写真がウェブサイトに載っている場合が多いです。
次に、経営者が若手に後退した会社です。若手の経営者は時代の流れに乗りやすく、柔軟な思考ができるので経営が軌道に乗りやすいということです。社長の年齢別に売上の増加率と株価の騰落率のデータがこの本に書かれていますが、一番パフォーマンスが良かったのが社長が40代の企業、次に良かったのが社長は30代の企業でした。
最後に、社員の健康に気を使っている会社です。具体的には「健康経営銘柄」と言われる企業になります。健康経営銘柄は従業員の健康管理を経営的な視点で考えて取り組んでいる企業のことです。1業種1銘柄ずつしか選定されていません。従業員の健康を大事にする会社はホワイト企業であることが多く、人材確保に有利です。
では、詳細を見ていきましょう。
ウェブサイトに社員や役員の写真があること
ウェブサイトは企業の第一印象を決める重要な要素です。特に、社員や役員の写真が掲載されているウェブサイトは、見る人に信頼と安心感を与えることができます。
1. デザインの重要性
ウェブサイトのデザインは、訪問者がその企業に対してどのような印象を持つかに大きく影響します。デザインが洗練されていて、情報が分かりやすく整理されているウェブサイトは、企業の信頼性を高める要因となります。
2. 写真の効果
社員や役員の写真が掲載されていることで、企業がオープンで透明性のある運営をしていることが伝わります。社員が生き生きと働いている様子を見せることで、企業の雰囲気や文化も伝わりやすくなります。
3. 株価への影響
藤野さんのデータによると、ウェブサイトに社長や役員の写真がある企業は、株価のパフォーマンスが良い傾向にあります。これは、投資家がその企業に対して信頼感を持ちやすくなるためです。
経営者が若手に後退した会社
経営者が若手に後退した企業は、時代の変化に迅速に対応できる柔軟性があり、成長しやすい傾向があります。
1. 若手経営者の利点
若手経営者は、新しいアイデアや技術に対してオープンであり、リスクを取ることにも積極的です。これにより、企業の成長を加速させることができます。
2. データで見るパフォーマンス
藤野さんのデータによると、40代の社長が率いる企業が最もパフォーマンスが良く、次いで30代の社長が率いる企業が続きます。若手経営者の柔軟な思考と迅速な意思決定が、企業の成長に寄与していると考えられます。
3. 例外的な高齢経営者
一方で、80歳以上の超ベテラン経営者が率いる企業も、株価のパフォーマンスが良いというデータがあります。これは、長年の経験と優れた経営センスを持つ経営者が、安定した成長をもたらすためです。
社員の健康に気を使っている会社
健康経営銘柄として認定される企業は、従業員の健康管理を重視しています。これが企業の業績にも良い影響を与えることが証明されています。
1. 健康経営銘柄とは
健康経営銘柄は、経済産業省が選定する、従業員の健康管理を経営戦略の一部として取り組んでいる企業を指します。これにより、従業員の満足度や生産性が向上し、企業全体のパフォーマンスが向上します。
2. ホワイト企業としての利点
健康経営銘柄に選定される企業は、ホワイト企業としての評価も高く、優秀な人材が集まりやすくなります。従業員が健康で働きやすい環境を提供することで、離職率も低く抑えられます。
3. 株価への影響
健康経営銘柄の企業は、株価のパフォーマンスが良い傾向にあります。藤野さんのデータでも、健康経営銘柄の株価がTOPIXを大きく上回る結果が示されています。
まとめ
今回ご紹介した「ヤバいくらい良い会社」の特徴は、ウェブサイトに社員や役員の写真が掲載されていること、経営者が若手に後退していること、そして社員の健康に気を使っていることの3点です。これらの要素は、企業の成長や株価のパフォーマンスに大きく寄与することが藤野さんのデータからも明らかです。
私の投資経験でも、これらの要素を考慮することで、投資判断の幅が広がりました。財務諸表や事業内容だけでなく、企業文化や経営者の姿勢も重要な投資判断材料となることを改めて感じました。
関連する質問と回答
1. なぜウェブサイトに社員や役員の写真があることが重要なのですか？
ウェブサイトに社員や役員の写真があることで、企業がオープンで透明性があり、信頼できる印象を与えることができます。これにより、投資家や顧客からの信頼を得やすくなります。
2. 若手経営者が率いる企業が成長しやすい理由は何ですか？
若手経営者は、時代の変化に迅速に対応できる柔軟性を持っており、新しいアイデアや技術に対してオープンであるため、企業の成長を加速させることができます。
3. 健康経営銘柄に選定される企業の利点は何ですか？
健康経営銘柄に選定される企業は、従業員の健康管理を重視しており、これにより従業員の満足度や生産性が向上し、企業全体のパフォーマンスが向上します。また、優秀な人材が集まりやすく、離職率も低く抑えられます。
4. 高齢経営者が率いる企業が成功する理由は何ですか？
高齢経営者は、長年の経験と優れた経営センスを持っており、経営の安定性や信頼性を提供します。また、長期間にわたる経営経験から得た洞察力や判断力が、企業の成長に寄与しています。
5. 投資判断において企業文化や経営者の姿勢を考慮する理由は何ですか？
企業文化や経営者の姿勢は、企業の長期的な成長や安定性に大きく影響します。財務諸表や事業内容だけでなく、企業の価値観や経営方針も投資判断において重要な要素となります。
