このブログ記事では、一目均衡表の3大理論を用いて日経平均株価のトレンド継続期間と高値予想を行います。現在、日経平均株価は非常に強い上昇トレンドを見せていますが、これがどれほど続くのか、またどこまで上がるのか気になる方が多いと思います。そこで、この3大理論を使ってその予測を試みました。結論から言うと、来年7月までに37,000円を超える可能性もあるという結果が出ました。
目次一目均衡表の3大理論とは何か
一目均衡表はテクニカル分析の指標の一つですが、それを使いこなすために必要とされる3つの理論があります。その理論が「時間論」「波動論」「値幅観測論」です。これらの理論は、一目均衡表を考案した人物が開発したもので、別に一目均衡表を使わなくても非常に役に立つものです。
時間論の基本数値
時間論は、一定の間隔で相場のトレンドが変わるとする理論です。この一定の間隔とは、基本数値として9日、17日、26日があり、これらの数値の倍数でも相場の動きが変わりやすいとされています。ただし、時間論が考案された当時は相場が土曜日も開いていたため、現在の相場とは完全に一致しない可能性があります。
時間論のもう一つの考え方
時間論にはもう一つの考え方があります。それは「伊藤数字」と呼ばれ、過去の変化日が次の変化日の基準になるというものです。例えば、X日かけてある相場が形成された場合、その次も同じようにX日かけて相場が形成される可能性があるという考え方です。この日柄調整の考え方は、多くのトレーダーが活用しています。
波動論とその3つの波動
波動論は、相場が3つの波動によって形成されるという理論です。これらの波動は、「I波動」「V波動」「N波動」の3つです。I波動は上がり続けるか下がり続ける波動、V波動は一度下がってから上がるか、上がってから下がる波動、N波動は稲妻型に上がるか下がる波動です。最終的には全ての相場がN波動になるという考え方です。
値幅観測論とは
値幅観測論は、トレンドが形成される期間中にどこまで株価が上がるのか、または下がるのかを予測するための理論です。この予測には、基準点を設定し、その基準点をもとに上値や下値を計算します。この理論では、4つの目標株価を設定するパターンがあります。
日経平均株価の予測
実際に日経平均株価のチャートを使って予測を試みました。去年の11月をAポイント、今年の2月をBポイント、8月の最安値をCポイントと設定し、このABCの期間を294日としました。これに基づいて計算すると、来年7月ごろまでに37,000円を超える可能性があるという結果が出ました。
異なるBポイントでの計算結果
次に、Bポイントを異なる地点に設定して再度計算してみました。この新しいBポイントは下落トレンドがはっきりと明確に分かるシグナルが出た地点です。この場合、来年1月ごろまでに33,833円まで上がる可能性があるという結果が出ました。
3大理論を使ったまとめ
3大理論を活用した結果、来年7月ごろには37,000円を付ける可能性があり、来年1月までには33,833円を付ける可能性があるということが計算できました。今の日経平均株価は非常に強いですが、過熱感もあります。中長期的には上昇が予想されますが、短期的な調整もあり得るため、ジャンピングキャッチには注意が必要です。
関連する質問と回答
一目均衡表の基本的な使い方は?
一目均衡表は、5本のラインを使って相場のトレンドや勢いを視覚的に示すテクニカル指標です。これらのラインを使って、相場の転換点や勢いを判断します。
時間論はどのように活用できますか?
時間論は、一定の間隔で相場のトレンドが変化することを示しています。基本数値の9日、17日、26日を基準にして、相場の転換点を予測することができます。
波動論の3つの波動とは何ですか?
波動論には、I波動、V波動、N波動の3つの波動があります。I波動は一方向に動く波動、V波動は上下動を伴う波動、N波動は稲妻型に動く波動です。
値幅観測論はどのように計算しますか?
値幅観測論では、基準点を設定し、その基準点をもとに上値や下値を計算します。4つの計算パターンがあり、それぞれ異なる目標株価を算出します。
日経平均株価の未来はどうなると予測しますか?
3大理論を使った予測によると、来年7月ごろには37,000円を超える可能性があり、来年1月までには33,833円を付ける可能性があります。