はい、今回もとある有料サービスに加入してみたので、その感想とサービス内容についてお話ししようかと思います。では、今回紹介するサービスはこちら、「株式新聞」です。これはモーニングスター社が発行しているオンライン新聞で、1949年創刊で50年以上の歴史があります。日本の証券専門誌ではトップシェアを誇り、略称は「カブ新」と呼ばれています。ちなみに月額予算は4000円です。まずはこの株式新聞の内容と、その後に月額4000円を払わずに株式新聞を読む方法についてお話しいたします。
株式新聞はどういうメディアかというと、トップページはこのようになっています。大体のコンテンツは以下のようになっていますが、一部無料で利用できるコンテンツもあります。その中で私が会員になる前によく見ていたのが「PKSランキング」です。上がっている銘柄、下がっている銘柄の増減比率とランキングが20位くらいまでで入っており、材料が出たのかなというのを確認していました。たまに自分の持っている銘柄が値下がりランキングに入っていたりして、「どうしてだよ」となることもありますが、決算シーズンなんかは見ていると面白いと思います。
ではここからは有料コーナーについてお話しします。有料コンテンツは以下のような内容です。トップ記事、注目株、新興市場、プレミア記者というコンテンツがあり、これらはすべて銘柄に関する記事になります。あとはIPOレポート、ファンド株主判明ツールというものを利用することができます。では、一つずつ見ていきましょう。
目次トップ記事
トップ記事というのは最新の時事問題や出来事に絡ませながらも、それと関連のある銘柄を紹介してくれる記事です。例えば、昨日のトップ記事ではウッドショック関連の銘柄が取り上げられていました。こんな感じで最新の出来事に関するニュースを取り上げていますが、必ず株を絡めてくれるのが特徴です。普通の新聞なら「ウッドショックで木材価格が高騰しています。原因はこれくらいまで続きそうです」と書かれていますが、株式新聞の場合はすべて関連銘柄が出てきます。関連銘柄についての解説もしっかりと書かれているので、非常に面白いです。
注目株
注目株というコンテンツは毎日1銘柄にスポットを当てて記事が更新されます。比較的割安の小型株が紹介される印象があります。この記事を読むことで、普段目にすることのない銘柄について知ることができ、新たな投資アイデアを得ることができます。特に初心者投資家にとっては、割安感のある小型株に注目する良い機会となるでしょう。
新興市場
新興市場というコンテンツでは、小型株やIPO銘柄に関する分析が書かれています。このIPO銘柄はどういうサービスを提供していて、どういう強みがあるかが詳しく書かれているので、非常に面白いです。特に新興市場に興味がある投資家にとっては、非常に有益な情報が満載です。新興市場はリスクが高い一方で、大きなリターンを期待できるため、慎重に情報を収集することが大切です。
プレミア記者
プレミア記者というコンテンツは、独自に取材に行って得られた内容などを記事にしています。それぞれの記者さんによって内容の濃さが異なりますが、他のコンテンツと比べて熱がこもっており、情報量も多いので勉強になる点が多いです。投資家にとっては非常に有益な情報源となるでしょう。記者の視点から見た現場のリアルな情報を得ることで、より深い理解を得ることができます。
IPOレポート
IPOレポートでは、直近で公開されたモーニングスター社が出しているIPOのレポートを見ることができます。一部開いてみると、銘柄の株式情報や業務内容、特徴などが詳しく書かれています。IPOが好きな方にとっては非常に面白いコンテンツです。新規公開株に投資する際には、事前にしっかりとした情報を収集し、リスクを把握することが重要です。
ファンド株主判明ツール
ファンド株主判明ツールというのは、その銘柄に対して追加投資したファンド数、売り越したファンド数、新規投資したファンド数、前売却したファンド数などを確認することができます。これらのデータは直近1カ月の変化を見ており、相当もできるので、最近投資したファンドが多かった順に並べ替えて傾向を見るのも面白いです。また、その銘柄に投資している全ファンドの情報も見ることができるので、大型ファンドの動きを追いかけたい方には非常におすすめのツールです。ただ、データ量が非常に多いため、操作するたびに表示するまでに時間がかかることがあります。
月額4000円を払わずに株式新聞を読む方法
株式新聞は月額4000円かかりますが、無料で読む方法が3つあります。
SBI証券の大口金利優遇条件を満たす
これは無料で読める期間が1ヶ月だけであり、条件を満たすのが難しいため、あまりお勧めできません。
モーニングスターの株主優待を利用する
モーニングスターの優待は3月末の決算時に100株保有で6カ月間無料、500株保有で1年間無料のクーポンがもらえます。1株450円程度なので、100株で45,000円です。それで半年間読めるのであれば、お得かもしれません。また、3月と9月にモーニングスターの優待で仮想通貨(リップル)をもらうこともできます。私はこの方法で株式新聞を読んでいます。
DMM証券の口座を開設する
DMM証券の口座を開設すると、株式新聞をずっと無料で読むことができます。DMM証券を開くことが一番のリスクで、株式新聞を読むことができるのかなと思います。
私の感想
株式新聞に関しては、最新の出来事に関連する銘柄がわかるので面白いと感じました。また、IPO銘柄に関する記事も多く、そういったところが好きな方にはお勧めです。さらに、ファンド株主判明ツールという他にはないツールもあり、使い方には難がありますが、非常に面白いツールです。ただし、四季報と違ってここで紹介された銘柄が必ず上がるわけではないので、四季報ほどのインパクトはないかなと思います。しかし、お宝銘柄を見つけるには役立つかもしれません。月額4000円はなかなかお高いですが、無料で読む方法もいくつかありますので、興味がある方はモーニングスターの株主優待を使ってみるか、DMM証券を開設してみてはいかがでしょうか。
関連する質問と回答
株式新聞を読むことで得られる最大のメリットは何ですか?
株式新聞を読むことで得られる最大のメリットは、最新の時事問題や出来事に関連する銘柄情報を迅速に得られることです。また、IPO銘柄や小型株に関する詳細な分析記事も充実しており、投資アイデアを広げるのに役立ちます。
株式新聞の有料コンテンツで特におすすめのものは何ですか?
特におすすめの有料コンテンツは「プレミア記者」です。独自に取材した情報が豊富に含まれており、他のメディアでは得られない深い洞察を得ることができます。また、IPOレポートも新規公開株に興味がある投資家には非常に有益です。
無料で株式新聞を読む方法は他にありますか?
無料で読む方法としては、SBI証券の大口金利優遇、モーニングスターの株主優待、DMM証券の口座開設があります。これらの方法を利用することで、月額4000円を払わずに株式新聞を楽しむことができます。
株式新聞と他の投資情報ツールを比べて、どのような違いがありますか?
株式新聞は最新の時事問題と関連銘柄を迅速に提供する点が特徴です。一方、四季報など他の投資情報ツールは、より総括的な企業情報や財務データを提供します。どちらも独自の強みがあり、用途によって使い分けることが重要です。
株式新聞の情報は信頼性がありますか?
株式新聞はモーニングスター社が発行しており、長年の実績があります。記事内容も専門的で信頼性が高いため、投資家にとって有益な情報源となります。しかし、最終的な投資判断は自己責任で行うことが重要です。